ABOUTレンガ積みの家とは

世界初!!「レンガ積み工法三次元耐震実験」を実施

2008年7月24日、当時の信州大学(現在:京都大学)の五十田先生監修のもと、
茨城県つくば市の独立行政法人「土木研究所」にて、今までに例がない、
世界初とも言える外壁にレンガを積んだ家の実物大「レンガ積み工法三次元耐震実験を行いました。

実験

今回の実験で下記4回の加震を1日でレンガ積みの家に与えました。
【1回目】阪神淡路大震災の100%の加震
【2回目】阪神淡路大震災の150%の加震
【3回目】新潟県中越沖震災の120%の加震
【4回目】新潟県中越沖震災の70%の加震

タテ・ヨコに独自の鉄筋補強したレンガ積みの家は、1日に4回もの大地震の振動にもびくともしませんでした。

レンガの外壁調査

1日に4回もの大地震以上の加震を加えても、レンガの外壁、内部構造体にも大きな破損、ダメージはありませんでした。

鉄筋補強したレンガの外壁構造

タテ・ヨコ、更にコーナーに独自の鉄筋補強したレンガの外壁構造。

加震実験

タテ・ヨコに独自の鉄筋補強したレンガは、地震にも圧倒的に強いことが改めて証明されました。

厚さ7cmのレンガが1000℃近い熱の約9割をシャットアウト

大阪吹田市にある(財)日本建築総合試験所にて実験

【測定方法】
 3m四方のレンガ外壁は猛烈な火災が起こる仕掛けになっている装置にぴったりとはめられ30分間点火される。
 検体には1000℃でも測定できるセンサーを設置、時間経過とともにどのように温度が上がっていくかを測定します。

断熱・耐火レンガ性能実験結果

レンガで遮断され蓄えられた熱は屋内に入ることはなく、昼も夜も快適な空間を守るとともに、断熱性と蓄熱性により省エネにつながっています。

点火2分後…加熱温度は500℃まで急上昇
点火5分後…加熱温度は600℃まで上昇
この時点で、レンガの外側表面温度は50℃、つまり10分の1にもなっていません。

点火15分後…加熱温度750℃
この時点で、レンガの表面温度約140℃
レンガの裏面温度60~70℃
検体の室内壁になる内装面温度20℃
※たった7cmのレンガがこれだけ大量の熱を内部に蓄え、また遮熱する大きな「力」を立証しました。

真夏の日中の直射日光を8時間以上受けても壁面はせいぜい55~60℃くらいにしかなりません。レンガ内部に蓄えられた熱は、家の本体とレンガ外壁との間に設けられた3cmの空気層(空気の通り道)に移動し、徐々に外気に放出されるわけです。

サーモグラフィー

高い耐久性能

歴史と風格のある建材

紀元前3000年のバビロニアや古代ギリシア、ローマなど、遠い昔から都市の建築にレンガはふんだんに使われてきました。
中世のヨーロッパのお城や教会などの歴史的建造物の多くもレンガで築かれ、今なお堂々たる風格と建築美を私たちに見せてくれています。
例えば東京駅もその代表的な1つです。

クリーンで半永久的な建材

雨が多く、冬は氷点下になることが多い日本では、レンガというと吸水して凍害で割れるなどの被害があったため、長い間、建材としては敬遠されてきましたが、硬くて割れにくく、水にも凍害にも強いセラミックレンガの登場によって、事情は大きく変わりました。
セラミックレンガは、クリーンで半永久的に長持ちする建材です。
気候の変化に富む日本だからこそ理想的な建材とも言えるでしょう。

確かな品質を保証する製造工程

レンガ製造

レンガの製造工程

1.レンガの形をつくる

粘土から不純物を除いて細かく砕き、適度な水を加えて練った後、押し出し成型機を使ってレンガの形にします。

2.乾燥する

レンガの形にした粘土を48時間以上かけて乾燥し、粘土に含まれた水分を除去します。

3.高温で焼成する

乾燥した粘土を炉に入れ、200℃から徐々に加熱し、最終的には陶器とほぼ同じ1,200℃前後の高温で30時間かけて焼き上げます。高温で焼くことで、割れにくく、水や凍害に強いセラミックレンガができあがります。

レンガコレクション

独自のルートで高品質を実現

海外の現地生産企業と契約し、日本に輸入することでコストダウンを実現し、上質なレンガをリーズナブルな価格で提供しています。

また、生産現場を訪問し、品質のチェックを厳しく行うことで、高品質なレンガを安定して供給する体制をつくっています。現地に年に数度赴き、選りすぐりの材料を輸入し、ストックしているコレクションの中からご提供しています。

建てた後のメンテナンス費用を最小限に

従来の外壁のメンテナンス費 建て替えの間で150万円×3回=450万円

本物のレンガを積んだお家は、その強度だけでなくメンテナンス費用が圧倒的に少なくて済む利点があります。
お家は建てた後が大切です!必ずかかるメンテナンス費を含めたトータルコストで考えてみてください。